2009.12.02 : 奥入瀬のドロヤナギ
奥入瀬日記
このドロヤナギは全国10位の巨木です。
場所は、意外にも私達が渓流散策では必ず通る「石ヶ戸の瀬」の道路真向かいです。流れを楽しんだ後にそのまま振り返るとドーンと道路の脇に立っています。
すらっと背が高く大変キレイな木です。
この木は北に多いようですね。水を好む性質を持つので奥入瀬では良く目にします。9月に入る頃だったかな〜 奥入瀬では雪が降ったかの様にフワフワと白い綿が飛んでいますがドロヤナギの種です。小さい地味な種は綿毛の力を借りて遠くまで飛び芽を出すとか。赤や黒等のキレイな実は鳥や動物の目につきやすいので、それらによって運ばれ遠くで芽を出すとか・・・植物の知恵は凄いよねぇ〜〜〜〜
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yamadaさん「石ヶ戸のドロヤナギ」の写真をUPしていただきまして有り難うございます。
十和田湖の周りには全国ランキング入りする木は数本ありますが奥入瀬渓流では現在までに確認されている木ではランキング入りするのはこの木だけです。
ドロヤナギ(ドロノキ)の巨木(地上1,3メートルの高さで幹周りが3メートル以上)は環境省の調査で全国から約30本しか報告されていませんが私の調査で十和田市から80本を超えるドロヤナギの巨木が発見されています。
十和田市には全国のドロヤナギのベストテンのうち7位タイを除く9本があり十和田市は「ドロヤナギ王国」です。
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