4/2009061700401500-2009奥入瀬 661.jpg先日、蔦の山中で見つけました。

右側に「ベコタネ」と刻まれていますが、ベコ(牛)タネ(探す)の意味があります。私達は日常の会話で探す事を「たねる」と言います。良く見ると昭和16年の刻みがありますが、けっしてイタズラではありません。昔から八甲田山中に牛を放牧する習慣があり、春には山に上げてノビノビと自然食で健康に育ち、秋に家に下ろす。(今でも習慣です)
今では牧野組合が管理し柵などもありますが、昔は本当に野放し放牧だったようです。その為、山々を探し回り目印を付けたようですね!しかし、もう何十年の刻みですよね。当時の木が文字と共に歴史を生き抜いてきたのに感動です!この日は私もベコタネの様に山を歩きましたが重労働でした・・・こんな苦労の実りが「八甲田牛・十和田湖牛」になっているんですね!